$\displaystyle{y=x^2}$ のグラフと、
このグラフの
$\displaystyle{x=1}$での点での接線を、
以下に描きます。
さて、この緑色で描かれた、接線の傾きはいくつでしょうか?
今までのことを振り返れば、すぐに分かると思います。
そう、微分です!!!
このグラフ
$\displaystyle{y=x^2}$を微分すると、
$\displaystyle{y'=2x}$と導関数が求まりますので、
この導関数に
$\displaystyle{x=1}$を代入したら、結果は2となり、接線の傾きは2となります。
ところで、導関数に値を代入したもの、つまり、
$\displaystyle{f'(a)}$のような形のこと(この場合、xに定数aを代入した)を、
$\displaystyle{f(x)}$の
$\displaystyle{x=a}$における
微分係数といいます。
微分係数という言葉は案外忘れやすいと思うので、しっかりと覚えておきましょう。
上のグラフでいうと、
$\displaystyle{y}$の
$\displaystyle{x=1}$における微分係数は2となる、ということです。
つまり、微分係数とは、接線の傾きの値そのものです。