ベン図とは、以下のように、集合を図を用いて少し分かりやすくしたものです。
この図では、左側の円は、集合
$\displaystyle{\mathbb{A}}$を、
右側の円は、集合
$\displaystyle{\mathbb{B}}$を表しています。
その円の中に
$\displaystyle{\mathbb{A}}$元や
$\displaystyle{\mathbb{B}}$の元が含まれているのだと思ってください。
また、普遍集合を集合
$\displaystyle{\mathbb{U}}$としてることが分かると思います。
さて、集合
$\displaystyle{\mathbb{A}}$と集合
$\displaystyle{\mathbb{B}}$の共通部分、つまり
$\displaystyle{\mathbb{A}\cap\mathbb{B}}$は、この図でいうと、どこになるのでしょうか?
共通部分は以下の図のように二つの円で重なった、赤色の部分だということが分かります。
それでは、集合
$\displaystyle{\mathbb{A}}$と集合
$\displaystyle{\mathbb{B}}$の和集合
$\displaystyle{\mathbb{A}\cup\mathbb{B}}$は、この図でいうと、どこの部分を指すのでしょうか?
和集合は、以下のような領域であることが分かると思います。

このように、 ベン図を使えば二つの集合を視覚的に表現することができます。