もう「定義」と「定理」とは、全くの別物であることは分かりましたね?
「定理」とは、命題の一種です。
一方「定義」とは「言葉決め」のことであり
「命題」では決してございません。。。
さてさて、タイトルにもある通り
定義は数学においてとても重要なものなのです。
もし定義を知らなければ、定理の証明なんて絶対にできません。
「定理」とは定義から導かれる事実のことなので、
定理の証明には当然、定義を使います。
定義が与えられなければ、証明のしようがありませんものね。
例えば、以下の問題が出たらどうしますか???
余談ですが、私は小学生の家庭教師をやったことがあります。
小学生の間では「1+1=2は当たり前」というような合言葉があるようなのですね(*^_^*)/
さて、余談はここまでにして・・・
一見、このような、世間一般で当たり前と言われているような式を、
一体どうやって証明するんでしょうか?
「1+1=2ってそんなの当たり前じゃん??」
「当たり前なら証明して下さい(笑)」
う〜〜ぅむ(‾ω‾;)
まず、この式を証明するために必要な定義は、
「1の定義」「2の定義」「足し算“+”の定義」です。
ほら、こんな簡単な式を証明するのにもちゃんと“定義”が重要ですよね?
これに関する詳しいことは次回「Peanoの公理」で述べますm(_ _)m