今までの数学では、座標を用いるときに、
x軸として、右向きを正に、左向きを負にしました。
y軸として、上向きを正に、下向きを負にしました。

↑今までのグラフではこんなカンジでした
しかし、3次元の座標では、一体どっち向きを正の方向に持っていけばいいのでしょうか?

上の図では、左側はz軸は奥の方に、右側はz軸は手前の方を向いています。
例えば、(0,0,0)の1つ奥の位置の座標を(0,0,1)と置けばいいのか、
それとも(0,0,0)の1つ手前の位置の座標(0,0,1)と置けばいいのか・・・
ちなみに、左側の座標の取り方を
左手座標系右側の座標の取り方を
右手座標系といいます。
右手座標系・左手座標系、どちらがいいのかは、用途におまかせされています。
ところで、何故左手座標系と言うのかといえば・・・
中学の理科の実験でやった、「フレミングの左手の法則」の形をしてください!
親指をx軸、人差し指をy軸、中指をz軸とすると、たしかに指先が正の向きを向いていますよね?
ちなみに右手座標系は、「フレミングの右手の法則」の形をしたら、確かに正の向きになりますよね?
(できれば、手の図を書きたかった・・・)
ちなみに、コレ↓は右手座標系でしょうか?左手座標系でしょうか?

これは、なんとか頑張って手を回転して見ると、右手座標系になっていることが分かったでしょうか?
右手座標系と左手座標系は、ちょうど鏡で反転したような関係になっています。